人工知能・AI

AIジェネラリストのざっくりロードマップ

投稿日:2019-03-18 更新日:

<この記事の対象者>

  • AIに関する情報が溢れすぎていて、上手く整理できない。
  • 何を目指したら良いのかがよくわからない。

そんな悩みにお答えします。

ただ、あなたが今、既にAI関連の職業についているならそもそもこの記事を見る必要は無いと思いますし、学生の方の場合も、書籍やセミナーなどで一生懸命情報収集をして、AI関連の会社への就職したり、あるいは自分で企業することが一番の近道です。

ですから、今回は既に社会人の方で、AIと関係無いことをなさっている方を対象としています。

<目次>

1. 明確な目標設定をしよう。
2. AIジェネラリストのロードマップ

1. 明確な目標を定めよう。

AIや人工知能に関わった仕事をしたい!という需要が近年高まってきています。

しかし、そういった方々のお話や相談を聞いていると、いつも強く思うことがあります。それは、「AIを使って何がしたいの? 何ができる人になりたいの?」というビジョンを明確に持っている人が少ないということです。

ただ漠然とAIが流行っているからとか、将来食いっぱぐれないために、といった漠然としたビジョンでは、確実に挫折しますしゴールまで遠回します。

まずは、自分がなりたいAI人材のビジョンを明確にしましょう。

1.2 AI人材は大きく2つにカテゴライズされる。

最初にAI人材の種類を整理します。

色々な職業がありますが、AI人材は大きく2つの種類にカテゴライズすることができます。それは、AIジェネラリストとAIエンジニアです。詳しくは、下記の記事で解説をしています。

AI人材の種類とざっくりとした年収について解説しました

ざっくり言うと、AIの知識を広く浅く有し、

    (1)現在のAIに出来ることと、出来ないこと
    (2)本当にすごいことと、前からあるものの言い回しを変えていること
    (3)もうすぐ実現できなさそうなこと、当面無理そうなこと

これらの最新情報を常にアップデートしながら、実際の現場やビジネスでAIを活用する人がAIジェネラリストです。

一方で、AIエンジニアは、

    (1)AIの理論やアルゴリズムそのもの
    (2)最新の研究動向や論文内容
    (3)Pythonなどのプログラミングスキル

これらのスキル・知識を有し、AIの製品・サービスを作れる人材です。

これだけ見ても、自分がどの人材になりたいかによって、取るべき行動が変わってくるのはおわかり頂けると思います

2. AIジェネラリストのロードマップ

今回は、ジェネラリストにフォーカスします。

<4つのステップ>

    1. 書籍や動画で基礎の基礎を習得する。
    2. AIに特化した資格を取得して、社内での発言力を上げる。
    3. IT部隊とタッグを組んで、社内プロジェクトを企画・推進する。
    4. 転職活動する。

2.1 書籍や動画で基礎の基礎を習得する

これは、タイトルの通りです。
まずは、書籍や動画からの情報収集かあスタートです。
ここでは、初心者にお薦めな書籍をご紹介します。

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの

マンガでわかる! 人工知能 AIは人間に何をもたらすのか

超AI入門―ディープラーニングはどこまで進化するのか

2.2 AIに特化した資格を取得して、社内の発言力を上げる

次に資格を取ることをお薦め致します。資格取得のメリットをまとめておきます。

  • AI人材育成はまだまだスピードが遅いため、AI関連資格の希少価値が高い。
  • 体系的に効率よく知識を習得できる。
  • AI業界の人間とも、最低限の会話ができる。

ネットで調べると色んな資格がお薦めされていますが、僕は日本ディープラーニング協会のジェネラリスト検定の一択を薦めています。

ディープラーニング協会のジェネラリスト検定(G検定)に最速で合格する方法

資格取得する狙いは、社内でリーダーシップを発揮できる環境を作り出すことです。何故なら本当に重要なのは、資格取得そのものではなく、小さくても良いから一つプロジェクトを企画・推進する実績を作ることだからです。

もっと欲を言うと、資格に合格したら、すぐに社内でアウトプットの場を設けましょう。一番手っ取り早いのは勉強会です。

いまや空前のAIブーム。AI関連の社内勉強会を開くことに対して、異を唱える上司や同僚はいないはずです(いたら、その会社はヤバイ)。

<勉強会を開催するメリット>

  • 人前で説明してアウトプットすることで、資格のために勉強した情報がさらに定着する。
  • 資格保持者であることを社内にアピールできる。
  • 結果として、社内で「AIについて知識がある人」というイメージ付けができ、企画推進力が増す。

2.3 IT部隊とタッグを組んで社内プロジェクトを企画・推進する

社内での環境作りが完了したら、次にやるべきことは、IT部隊とタッグを組むことです。

IT部隊はあなたの申し入れを断る理由はありません。何故なら、むしろIT部隊の方が「AIを使って何かやれ」という上層部の圧力がすごいはずだからです。

でも、「AIを使って何をするか」という一番大事なアイデア出しは、IT部隊だけではなく、実際にビジネスの現場や管理業務で手を動かす人の協力が必須です。

つまり、IT部隊とビジネス部隊が両輪になって初めてプロジェクトは前に進むということです。

ここでは、典型的なプロジェクトを大きく3つご紹介しておきます。

    1. 業務効率化、働き方改革の一貫としてのAI導入
    2. 既存ビジネスや営業活動へのAI導入
    3. AI関連会社やスタートアップ会社への投資等

もしあなたが管理部門であれば1番、営業部部門であれば2番から進めることがお薦めです。

 2.4 転職活動

実績作りが完了したら、いよいよ転職活動です。

転職活動のノウハウは別の記事で書くとしてここでは、どのように転職先を決めるか、その考え方について記載します。新しい職場では、基本的にはこれまでのキャリアとAIとの融合で考えるべきです。その一例を示します。

  • 財務部でファイナンスをやっていた + AI
    ⇛金融機関などのAI金融プロダクトの営業
  • 法務部で弁護士をやっていた + AI 
    ⇛Legal Techを取り扱う会社での開発や導入支援
  • 会計・経理をやっていた+ AI 
    ⇛監査法人でのAIコンサルタント
  • 特定の商品の営業をやっていた + AI
    ⇛ITメーカーやベンダーなどのAI製品の営業
  • 広報などで広告活度をやっていた + AI
    ⇛ AIエバンジェリストとして不特定多数をターゲットにプロモーション
  • マーケティングをやっていた + AI
    ⇛ウェブマーケティング会社

こんな感じです。他にも色々あると思いますが大事なことは、これまでやってきたことにAIという要素を加えるとどうなるか、ということを考えるとイメージしやすくなるということです。

今回の記事はここまでです。

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